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慶應義塾大学の英語 (理系編)

慶應義塾大学の理工学部、医学部、薬学部、看護医療学部は理系学部の中でも英語はかなり難しい部類に入る。そして学部ごとに出題傾向も大きく異なる。

 

今回は慶應の各理系学部についてみていいきたい。

 

まずは全体に占める英語の配点。

理工学部150点/500点。

医学部150点/500点。

薬学部100点/350点。

看護医療学部300点/500点。

 

前回の文系学部まではいかないが、それでも理系としてはかなり大きなウェイトを占めている。特に看護医療学部は半分以上が英語であり、合否に直結する。

 


まずは理工学部から見てみたい。

難易度★★★☆☆

 

慶應理工の英語は、早稲田の理工と比べるとだいぶ取り組みやすい(早稲田の理工は時間内に終わらないことを前提に出している感じがする)。それは簡単という意味ではなく、いたずらに難しくして受験生を困らせるような変な問題ではないという意味である。私大理系の中ではかなり難度が高いが、良問揃いである。

長文のレベルは文系でいえば商学部と同じくらいで、文法・語法の問題も出題される。そして2024年度は村上春樹の文章を英訳させる記述問題まで出た。東大や京大などを受験する人には慶應理工専用の特殊な対策は必要ないかもしれないが、基礎をしっかり磨いて、読解を中心に鍛えることが大事である。

 

次に医学部の英語である。

難易度★★★★☆

 

医学部の英語は何といっても、英語を使って国語力をみていることである。そして国立の受験生(主に東大)を意識した記述式中心の問題を出している(和訳、英作どちらもある)。英語の小説では、主人公の気持ちを読み取らせる高度な問題が出題され、医師として患者のちょっとした心理状態を読み取れるか、英語を使って試しているのが窺える。相手の感情を的確に読み取れるか、絶妙な英文が選ばれ、絶妙な個所に下線が引かれている。純粋にコツコツ努力する英語力だけでなく、考える力まで試される難度の高いものである。文系学部では法学部の英語が難しいが、ロジックを試す法学部に対して、感情の読み取りができるか試す医学部といった具合である。対策としては、東大や京大の勉強がそのまま役立つ感じである。難度の高い英文を読み、しっかり手を使って書く練習をすることが重要といえる。

 

次に薬学部をみたい。

難易度★★★★☆

 

薬学部の英語は非常に難しい。全文英語であり、長い英文を読ませ、選択肢も長く、やはりこちらも英語を使って活字慣れしているか試しているのが窺える。内容としては、Scientific AmericanやNew Scientistあたりが読めるようになっていれば大丈夫といえよう(NatureやCellやScienceまではいかない)。語彙レベルは非常に高く、薬学志望の人は慶應を意識して英語を早期から鍛える必要がある。具体的には、単語帳のDUO3.0レベルなら高2の秋までに終わらせておくことが望ましく、受験時には英検準1級レベルには到達していたい

 

最後に看護医療学部である。

難易度★★★☆☆

 

看護医療学部は英語の配点が500点満点中300点と、大きなウェイトを占める。こちらの学部もやはり読解が中心で、読解の中で基礎的な文法や語彙を試してくる感じである。奇をてらった問題はなく、盤石な基礎力があるかどうかが合否を分ける。対策としては、まず文法をしっかりとやりこむこと。そして商学部や理工学部レベルの文法、語法を多く解き、知識に漏れがないようにしておくことである。全体的に、しっかりと努力してるかどうかを試しているのが窺える。

 

 

 

慶應の理系学部は、私立大学の理系の中でもやはり相当難度は高いので、早めに語彙と文法をしっかりおさえ、長文読解に重点を置いて対策することが大事だといえる。

 

 

 

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