· 

英検1級の難易度と対策

圧倒的な知名度を誇る英検。TOEICやTOEFLを知らない人はいても、英検を知らない人にはまだ出会ったことがありません。そんな英語学習者にとっての最終目標ともいえる英検1級は、かなり難しいです。

TOEICに換算すると、およそ900点前後1級を持った高校3年生が河合塾の全統記述模試を受ければ、偏差値は80以上は出ます

取得するまでにかかる時間は、2級から準1級までの時間を1とすると、準1級から1級は2.5から3です。かなり準備に手間暇のかかる試験といえます。実際に私が合格したのも大学生になってからでした。

この試験の一番の鬼門は、「語彙」です。

 


鬼門の語彙を攻略することが1級突破には重要です。

 

英検準1級を取るのに必要な語彙数が7500語レベルと言われています。これは最近の早慶の入試とだいたい同じです。これが英検1級になると、10000語から15000語と言われています。準1級に余裕で受かった人でも、1級の語彙を見たらさっぱりだったということもあります。

 

英検1級の語彙を覚えるには、まずパス単1級を使うことが大前提です。よくTIME誌に出てくる語彙を片っ端から覚えようとする人もいますが、実は「1級によく出る語彙」というのがあります。まずは1級の単語帳を力づくで覚えます。そして、次に洋書の1100words you need to knowBasic Word Listなども余力があれば覚えたいところです。

これらをしっかりやりこめば、最初の語彙パートで20問/25問はとれるはずです。

 

覚え方として、余白に自分でLongmanやOALDやコウビルドなどで引いた例文を書き込み、物量作戦で攻めます。

 

ところで、1級の語彙は実用性がないという声も聞かれるのですが、そんなことは全くありません。実は自分で実験したことがあるのですが、パス単1級をすべて覚えたら、いったん家の本棚にしまい、5年経ってから再び見直してみたことがあります。そしたら、ほぼすべての語彙をまだ覚えていました。これは、普段から洋書や英字新聞やBBCなどで何度も繰り返し使われていて、復習になってたからに違いありません。でなければ、忘れているはずです。

 

 


語彙の次は、英作文です。

自由英作文では200語から250語のエッセイを書かされますが、自分の得意な表現に逃げ込める点で、和文英訳よりは取り組みやすいと言えます。得意なトピックをいくつか用意し、例えばオンラインショッピング、太陽光発電、スマホ時代のSNSの是非、電子書籍は有用か、キャッシュレス決済の脆弱性、外国人観光客が増えていることについて、高齢者の医療など、ある程度準備していけば、ネタに困ったときにこれらに無理やりこじつけて逃げ込むことができます(これは二次面接でも有効)。

自由英作文では三段構成(イントロ、ボディ、コンクルージョン)で書き、しっかりと自分の意見を表明してから、正しい接続詞を使って論理的に意見を展開していけば、それなりに点数がとれます。その際、しっかりと自分の手を使って書くことが大事です。

 

次は読解です。

準1級レベルまでは読解教材はいろいろあるのですが、1級になると対策本はあまりなく、洋書や洋雑誌を読むことになります。おすすめ雑誌は、Economist、National Geographic、Scientific American、Foreign Affairsなど。新聞ならジャパンタイムズです。オンラインで購読すれば、音源まで聞くことができますので、ぜひとも活用したいところです。

 

そして最後にリスニングです。

リスニングもCDで練習する段階はすでに卒業してるのが1級受験者の特徴です。CNNやBBCやNBCなどを視聴して、なるべく大量に英語のシャワーを浴びることが大切です。そして、聞こえてきた音を自分なりに真似して独り言のように喋る練習は、リスニングのみならず、二次面接のスピーキングでも威力を発揮します。

 

英検1級は努力したときにすぐに点数に現れるパートがあるのですが、それは、

1語彙

2自由英作

3リスニング

4読解

この順番です。変な話ですが、文法が少し苦手で読解も苦手でも、語彙と自由英作を徹底的に練習していけば、ボーダーに乗っかることはできます。もし短期勝負でいくなら、語彙と英作、そしてリスニングを大量にこなすことが重要です。

 

1級を取得すると大学受験で有利になるのは当然ですが、就活においても高く評価されます。やはりTOEICのL&Rと違ってスピーキングとライティング、そして難しい語彙が試されているところが評価ポイントになっていると言えます。

 

英語学習の最終目標ともいえる英検1級。勉強の過程で得られるものは絶大なので、おすすめします。大学受験では不足しがちな語彙が主に補われ、洋書の世界に入るきっかけ、そして、英語で情報収集するきっかけとなります。

 

英検1級まで取ると、英語は捨てるということがなくなります。

 

 

 

お問い合わせ

〒160-0022 

東京都新宿区新宿4-3-15

レイフラット新宿1005号室

 

TEL: 03-5379-4664 

 

不在の際はお手数ですが、お名前とご連絡先をメッセージに残してください。

なお、ご連絡先が聞きとれないケースが時々ございます。折り返しこちらから連絡がない場合は、お問合せフォームをご使用ください。