英語塾では、学校の定期試験対策についてよく聞かれます。
「今回の試験で70点以上取るにはどうしたらいいですか?」と。
そんな時は教科書をコピーして、余白に知らない単語の意味を書き込む方法がおすすめです。
間違っても、教科書に直接書き込むのはやめましょう。
桜蔭の生徒を教えていた時に、学校の定期試験対策で教科書をコピーするやり方を教えたらすぐに8割以上取れるようになったと言っていました。周囲で成績のよかった人たちは、皆、教科書のコピーを持っていたと。
学校の定期試験では、全文訳を作る時間があるなら、単語の意味を調べ、コピーしたプリントの余白に書き込み、何度も英文を読む方が点数が上がります。
コピー機を使いこなすことは成績を上げる上でとても重要です。
教科書以外にも、もし気に入った教材があり、余白がどうしても小さいけど使い込みたい場合はコピーするのも有効ですが、長く使っていく予定があるなら、Kinko'sなどに持ち込みましょう。
まず、本の背表紙を裁断してもらい、バラバラになったページをコピー機のフィーダーにかけて回し、B5サイズなどに拡大コピーして使う方法が便利です。
写真は研究社の英語句動詞分類辞典です。
紙が薄いもの(辞書の紙など)だとコピー機のフィーダーで詰まってしまう可能性があるため、少し厚めの紙である必要があります。
自分の場合は、英語句動詞分類辞典の前身である英語句動詞文例辞典(こちらの方が紙が厚いです)を裁断し、B5サイズに拡大コピーして使っています。
英語や地歴の教材など、気に入ったものがあって徹底的に使うつもりなら、この技は有効です。
拡大コピーしたら、Carlのゲージパンチで穴を開け、プラスチックのリングノートに綴じると、非常に使いやすいです。
余白に書き込むための筆記具は、細字を使いましょう。
自分は0.3mmのシャープペンで芯が折れにくいSMASH(写真の一番上のペン)を使っています。
ボールペンだとJetStreamが書きやすくておすすめです。
最近ではLAMYのボールペンに使えるJetStreamの替え芯(M17)が発売されました。
もともとM16というリフィルを使用していたペンと互換性があります。
これらを使う上で大事なのは、ペン先がカチカチしないか。
LAMYノト(写真上から3番目)では全くカチカチせず、LAMY2000(写真の真ん中)でもほとんどカチカチいわないので、非常に使いやすいと感じます。
ただ、LAMYロゴというものでは先っぽが鉄製だとカチカチしたので要注意です。
使う筆記具や教材を少し工夫すると、暗記が求められる分野で大きな力を発揮します。
同じ教材でもここまで使い勝手が変わるのか!と感動します。
お試しあれ。