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英単語の世界 can't helpでなぜ「~せざるを得ない」か?

多くの高校生が苦手にしてる熟語の一つ。

 

can't (cannot) help ~ing「~せずにはいられない」

 

I can't help laughing.

笑わずにはいられない。

 

I cannot help but cry. 

泣かずにはいられない。

 

I cannot but think of his successful story.

彼のうまくいった話を考えずにはいられない。

 

helpがなぜ特殊な意味になるのか、さらに、なぜ3パターンもあるのか。

今回はこの理由を見ていきましょう。

 

 

まず、都庁を思い浮かべてください。

 

都庁は地上48階建てのツインタワーです。

 

では、問題。

 

都知事は何階にいるでしょう。

 

正解は7階です。

なぜ最上階の48階じゃないかというと、火事のときに消防車のハシゴが届かないからです。届く高さのマックスが7階ということになります。

 

火事の時に都知事が、

Help!!!(助けて!!!)と叫びます。

しばらくすると消防車が到着して都知事を救出します。

 

すると都知事は火事を避けることができます。

 

つまり、helpには「助ける」と「避ける」の意味があります。

語源的に見ても、「助ける」、「避ける」、はコインの裏表の関係なのです。

(ただし、helpが避けるの意味で使えるのは、否定文でこのcan't構文におけるときのみです。avoidと入れ替えはできません)

 

次に3パターンある理由をみていきましょう。

 

helpはすぐ後ろに動名詞~ingをとります。

 

そこで、

I can't help laughing.のようにhelpの後ろにはすぐに~ingがきます。

 

もう一つはbutを使うケースです。

butは等位接続詞。等しいもの同士をつなぎ合わせます。

 

I can't helpときたら、can'tは助動詞なのでhelpは動詞の原形。

となると、butの後ろも動詞の原形を欲しがります。

 

そこで、

I can't help but laugh.となり、butの後ろは動名詞は来れないのです。

 

最後にhelpが省略されたタイプ。

 

I can't but laugh.

 

これはhelpが省略されていますが、ゴーストのように影響を与え続けます。

butがあるのでhelpがまだあるかのように振る舞います。

すると、やっぱりbutは等しいものをつなげるので、後ろには動詞の原形がきます。

 

ところで、「~せざるを得ない」を常にこの構文で表現できるかというとそうでもありません。

 

can't help~ingは、自分の意志でコントロールできないことに使います。

laugh笑う、

cry泣く、

think思わず考えてしまう、

smileニンマリする、

feel感じる、

などです。

 

自分の意志でコントロールできる事は「~という選択肢をとるしかなかった」という表現になります。

 

たとえば、

 

「マザーが怒ってるので、宿題をやらざるを得なかった」

 

Since my mom was angry, I had no other choice but (except) to do my homework.

 

後ろはbutかexceptのどちらかを使います。

 

宿題をするかしないかは、自分の意志でコントロールできます。

(マザーが怒ってるのでした方がいいと思いますが)

 

「辞職せざるを得なかった」

 

I had no other choice than resignation.

 

のようにも使います。

 

辞職するか否かも自分の意志でコントロールできます。

 

英作文で使い分けると正確な表現ができるようになります。

 

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