突然ですが、イディオムで苦戦したことはないでしょうか。
イディオム(熟語)は英字新聞、洋書でたっぷり使われています。
(英検や大学受験でも出てきます)
イディオムを知らなかったせいで、簡単な単語の組み合わせが特別な意味を持つことに気づかず、そのせいで誤読していたということがかなり起きます。
たとえば、
・blue blood
(名門の出、貴族)
・be not the something it's cracked up to be
(評判になっているほど~ではない)
・the badger game
(美人局)
・be fit as a fiddle
(健康そのものだ)
など、単語だけ眺めていてもなぜこのような意味になるのか分からないものです。
こういう表現を調べるとき、英和辞典を引いても意味しか載っていないことが多いのですが、語源が解説されているイディオム集を使うと役に立ちます。
おすすめは、
・語源でなっとく最頻出イディオム 映画・文学・YouTubeに出てくる表現集
・語源でなっとく最頻出イディオム 日常生活でよく使われる表現集
・アメリカ口語辞典(朝日出版社)
などです。
いずれも絶版ですが、素晴らしい解説が多く載っています。
blue bloodとは、
昔のスペインの貴族は自分たちの肌が白いのは浅黒い異民族ムーア人の血が混ざらなかったからだと自慢していて、スペイン貴族の血管は肌から透けて青色に見えたことからです。
be not the something it's cracked up to beは、
200年から300年前まで、crackは「自慢する」「誇る」の意味がありました(現代ではこの意味で使うのは方言になってしまっています)。
そこで「自慢されるような~ではない」となり、
「評判になるほど、~ではない」となりました。
Clearly, fingerprint analysis is not the gold standard it is cracked up to be.
(明らかに、指紋分析は世間で言われてるほどの絶対的基準ではない)
the badger gameは、
badgeには「穴熊」という意味があり、穴熊を樽や奥行きの浅い穴などに誘導しておき、犬をけしかけていじめた昔のbadger-baitingという遊びから生まれた言い方で、そこから美人局になったと言われています。
fit as a fiddleは、
fiddleには「バイオリン」という意味があり、バイオリンが最も美しく、かつ非の打ちどころのない楽器とされていたことから、fiddleのように体がfit(健康である)という表現が生まれたとされています。
イディオムは丸暗記で覚えようとしても限界がきてしまいますが、語源で覚えると納得できるので、長く記憶に定着するものです。
イディオムで困ってる場合は、上に紹介した本を一度試してみてください。
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