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勝負事は1勝9敗 数を打つことが大事

大学受験、就職活動、TOEIC、英検など、全て一発で望む結果が手に入る人は非常に稀です。

 

 

いろいろ試していくと、「成功」と呼べる僥倖は10回に1回くらいなものだと感覚的に分かるようになります。

 

自分自身も英検やTOEICは何度も挑戦しています。

 

情報を集めていくと、難しい試験ほど一発で合格する人は案外少ない事実に気づかされます。

 

 

今回は大学受験において、よっぽど自信のある人でない限り、私立は複数受験することをお薦めしたいと思います。

 

 

 


巷の合格体験記で早慶に複数合格してる人の話を見かけることがありますが、多くは文系受験で、英国社の勝負です。このパターンは英語と社会が凄くできれば勝率が上がります。

 

理系で国立と早慶すべてに合格する人は、たいてい数学が非常に得意なタイプです。

 

ところで、理系受験や文系の数学受験では、数学の出来が合否を左右します。

 

数学は大問一つが20点から30点ほどあり、これを英語や理科、社会で挽回するとなるとかなり大変なのです。

 

実際に東大模試でA判定を取っていた受験生から模試の成績表を見せてもらうと、数学で大問1つ(20点)落すだけで、判定が一気にCに落ちるという事実が読み取れたりします。

 

多くの人にとっては、本番の数学でどんな問題が出されるかで、一気に数十点左右されるような不安定な環境にあるといえます。数学の力でたまたまA判定取れたから安心できるわけではないのです。

 

そのような状況下では、なるべく数を打つことが大事です。

 

試験は水物であり、どうしても当日の問題との相性があるからです。

 

理系は、早慶なら4つくらい受けられます。さらに理科大も入れれば6つくらいいけます。

 

文系は受けようと思えば早慶だけで10個近く受けられますが、慶應は学部によって傾向が全く違うし、試験本番での体力的な面もありますので、4つから5つくらいがベストだといえます。

 

戦い続けるなかで、1回2回失敗しても引きずらないことが大切です。

チャンスが来たときに一気に勝ち取りに行くのがコツです。

 

特に文系は学部によってそこまで進路に大きく変わらないので、相性のいいところを確実に押さえる方がうまくいきます。

 

ちなみに、理系の受験生からたまに受ける相談として、合格した学科がやりたいことと少しずれているが、浪人すべきか、進学すべきか?というものがあります。

 

たとえば、建築関係に進みたいが、慶應理工に受かり、建築学科がないので浪人するか進学するか悩んでいるといったパターンです。

 

もし、ぎりぎり合格したのであれば、進学した方がいいです。

浪人したから次に必ず合格するというものでもないので、リスクを考えた場合は進学するのが正解だと思います。

 

受験では全勝できる人は滅多にいないので、大負けしないように、なるべくたくさん勝負していくことが勝ちを呼ぶ流れを作ります。

 

そして最後に、数学はギャンブルのようなところがありますが、英語、理科、社会は努力すれば確実に本番で点数が見込める教科なので、サービス教科だと思って最大限努力して準備していきましょう。

 

 

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