新宿で個別・少人数制の英語塾を経営してる齋藤です。
今回は自分では気づきにくい英作文のミス・改善点を紹介してみたいと思います。
自由英作は、東大、一橋、(最近では京大)、東京外語大、早稲田、慶應経済、英検準1級(人によっては英検1級)と、高校生が受験するところでよく出てきます。
次の英文をみてください。
1. Learning many languages is good.
(多くの言語を学ぶのはいいことだ)
2. English and French are similar.
(英語とフランス語は似ている)
この二つは生徒が実際に書いた英文を少し変えたものです。
日本語訳を見ている限り、一見すると良さそうなのですが、よくよく見ると奇妙な英文です。
1.は「何がgoodなのか?」
2.は「何がsimilarなのか?」とネイティブは疑問に思います。
日本語では曖昧な書き方をしても違和感がないのですが、英文で書くときは具体的に書かないと変な文になってしまいます。
それぞれ直すと、
1. Learning many languages is a good way to broaden your view and see things from different angles.
2. English and French are similar in vocabulary, structure and grammar.
などとすると具体的になって読み手も納得します。
ほかにも、英作文では談話標識(ディスコースマーカー)という重要なものがあります。
談話標識とは、英文を展開していく上で、話の流れを導入するためのつなぎ言葉のことです。
例えば、「しかし」なら、But, However, Yetなどがあり、「実際には」なら、Actually, In fact, As a matter of factなどがあります。
研究社から出てる英語談話標識使い分け辞典では、細かくわかりやすく紹介されています。
たとえば、ActuallyとIn factの違いは分かるでしょうか?
Actuallyは前言を否定し、In factはさらに詳細に述べるときに使います。
日本語で「実際には」だけで覚えてると自由英作で間違えてしまうことがあるのです。
A:It is raining.
(雨が降っている)
B:Actually, it is pouring.(it is snowingも〇)
(実際は大雨ですけど)(実際は雪ですけど) (Aさんの雨を否定してるのでどちらもOKです)
A:It is raining.
(雨が降っている)
B:In fact, it is pouring.(it is snowingは×)
(実際は大雨ですけど) (実際は雪ですけどはNGです。雨からさらに詳細に述べるために雪にすると違うものになってしまうからです)
このようにつなぎ言葉である談話標識は話の流れを作る上で非常に重要です。
自分では気づきにくい箇所は添削を受けることで上達します。
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