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河合塾の模試の偏差値から分かること

新宿で個別少人数制の英語塾をしてる齋藤です。

 

河合塾の模試の偏差値が2026年の最新予想のものに更新されました。

その中で、慶應の偏差値が従来より低めに出ていると話題になっています。

 

従来の測定法では試験で使う教科のみの偏差値を表示していたものが、

今回は、英語、国語、社会(数学)の3科で測定したものに切り替わりました。

つまり、慶應では測定されない国語の成績が加味されたものになったといえます。

 

従来の測定法で出された偏差値表は以下のようになっています。

ざっと比較すると、慶應のSFCの学部が偏差値70から60へと一気にダウンしてるのが気になります。

これは英語か数学のどちらかは非常に得意だけど、国語などその他の教科で不得意なものがあると足を引っ張ってることを意味します。SFCを受験するので英語は得意だけど、国語と社会は苦手だという受験生が多いのかもしれません。

 

すると、実は入りやすいのではないか?と思ってしまうのですが、注意が要ります。

 

 

たとえば次のような偏差値の取り方をした人がいたとします。

 

A君

英語75

国語55

社会50

合計60

 

B君

英語50

国語60

社会65

合計60

 

ぱっと見た限り、A君もB君も同じ偏差値60になりますが、A君の成績の取り方のほうが出すのに時間がかかります。B君のように偏差値60台の科目をいくつか用意するのは比較的簡単なのですが、A君のように英語で偏差値70を突破するにはそれなりに時間がかかり、難しいのです。そしてセンスがないと、なかなか70の壁を突破できないものです。

 

慶應の場合は、簡単には成績が上がらない教科(英語や数学)を重視してることからも、A君スタイルを取りたがっているのがわかります。

 

そしてもう一つ気にすべき点として、慶應は早稲田と比べても大学受験での募集定員が多いのです。募集定員が多いと偏差値はやはり低めに出てきます。ただ、それだけ大学全体としては指定校やAOが少ないことを意味します。

 

ところで、科目数がもともと多かった医学部や理工学部、商学部では偏差値がほとんど変化していないことが分かります。

商学部でほとんど変化していないのは、試験で使われない国語が絡んできても、第一志望が東大、京大、一橋の人たちなので、国語が測定されても大して影響ないからだと思います。

 

偏差値が低めに出ているところは、慶應第一志望が多いからか、試験で課されない国語が絡んだために低く出ているように見えます(法学部や文学部など)。

 

ただ、本来の「突破しにくさ」でいくと、従来の写真2枚目の偏差値表が実態を表しているので、やはり英語を中心として得意教科を作ることが非常に大切です。

 

慶應の場合は、英語を制する者が慶應を制するといえるでしょう。

 

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