新宿で個別少人数制の英語塾LEXISをやってる齋藤です。
夏休みといえば、模試が多くあります。
模試に関して生徒からよく聞かれるのが、
・どんな模試を受ければいいのか
・どのくらいの頻度で受ければいいのか
・模試の記述の採点は妥当なのか
・本来2日間で行う模試を1日でやると体力がもたない、どうしたらいいか
などがあります。
まず志望校が確定していない場合は、河合塾の全統記述模試をおすすめします。
母集団が大きく、全体での立ち位置がよくわかります。
しかし、河合の記述模試に関して一つ注意点があります。
それは、最近の傾向として、高い偏差値が出にくくなっていることです。
仮に10年前の生徒に使ったプリントと全く同じものを今の生徒に使ってもらい、正答率がほぼ同じだったとします。
昔の生徒が偏差値70をたたき出していたのが、今では60前半だったりします。
これは上位層のレベルが上がってきていることを意味します(より厳密には学力が二極化している感じです)。
ただ、高い偏差値が出にくいのは全員共通なので、決して焦る必要はありません。
そして、模試をどの程度の頻度で受ければいいか。
これは難しいところですが、受けすぎても消化不良になるので、月1程度でいいと思います。東大や京大など国立を目指す場合は、志望校のタイトル模試と駿台の全国模試がおすすめです。
ところで、
模試が返却されてから、生徒が答案用紙を見せてくれることがあるのですが、記述の箇所を見ると結構採点の見落としがあります。
むかし、一橋大模試の自由英作で70点満点をとった生徒がいましたが、自分がチェックしたところ、ミスが5か所ほど見つかったというケースがあります。
京大模試で英作の採点をチェックすると、やはり見落としがところどころであったりします(単複、時制、冠詞の有無など)。
模試の英作文の採点は少し甘めであるという前提で受ける方がよさそうです。
最後に、共通テスト模試(共テ模試)や東大模試など、本来なら2日間に分けて行うものを、たった1日でやってしまうものがあります。
生徒からは「東大模試は国語と数学が終わった時点で力尽きてしまう」という声も聞こえてきます。
そんな場合は、脳のエネルギー源であるチョコレートを多めに食べておくと乗り切れる可能性があります。
自分の場合ですが、TOEICの試験で最後まで集中力が続くのはどんな食べ物なのかといろいろ試したことがあります。
1. カロリーメイト4本だけ
2. ユンケルスターだけ
3. おにぎり3つだけ
4. リンツの板チョコ1枚だけ
この中でちゃんと最後まで集中力が切れずに持ったのは、4.のリンツの板チョコ1枚でした。チョコを食べると非常に大きな力を発揮できます(個人差はあります)。
夏休みは模試がいろいろあると思いますが、成績を気にするだけでなく、「何を食べれば集中力が持続するのか」実験するのもいいと思います。
そして受験したあとに返ってきた答案用紙は講師に見せて、記述の採点は妥当なのかどうかチェックしてもらいましょう。気を付けるべき自分自身の癖など、いろいろと発見できます。
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