新宿で個別少人数制の英語塾LEXISを経営してる齋藤です。
夏の学習スケジュールは無事に組むことができたでしょうか。
生徒の日程調整をしていると、一つ気になることがあります。
それは、いろんな塾・予備校で夏期講習をとりすぎてるケースです。
人によっては朝から晩までびっしり予定が詰まっていることがあります。
夏は自習する時間を確保するのも大事です。
今回は英語の学力別に、夏の期間(7月・8月)に何をすべきかアドバイスをしてみたいと思います。
河合塾の全統記述模試を基準にしてみます。
・英語の偏差値が50未満の場合。
とにかくDUO3.0、シス単、速読英単語などで語彙力をつけることが先決です。
文法は山口の英文法(上下巻)を読み込み、高校の基本文法を一通りおさらいします。
この段階ではまだ英作文の練習は少し難しいはずなので、夏期講習では読解などを重点的に鍛えるべきです。読解で点が取れるようになると実力が大きく向上します。
偏差値が50を切ってる場合は、語彙を覚えるだけでも成績がどんどん上がります。
・英語の偏差値が50以上60未満の場合。
とにかく1学期で使ってきた教材の復習を徹底することが重要です。和文英訳であれば、模範解答を丸暗記するくらい音読し、自分のものとしましょう。読解なり文法なり、使ってきた教材を再び解いたらほぼ100%正答できるくらいやりこむことが実力アップのコツです。
このレベル帯では、予備校の授業でしっかりと板書をノートに写すというより、書いた英作文がどの程度点数がもらえるのか知る上で添削を受けることが重要です。
・英語の偏差値が60以上の場合。
英語が得意な場合は、アウトプットをするくらいの知識がついてるはずなので、演習形式の授業を取りましょう。特に記述において自分では気づきにくい箇所を指摘してくれるタイプの授業が一番ためになります。
また、国立や早慶レベルの赤本も積極的に使い、最終着地地点を常に確認しながら学習することが望ましいといえます。
そして、東大を受ける場合は必ずリスニングの練習時間をとってください。夏にリスニングの時間ゼロでいくと、2次の稼ぎどころで大きな痛手を負うことになってしまいます。早慶志望でリスニングがない人も、必ずやるようにしてください。読解のスピードが速くなりますし、英作で使える表現を吸収できる絶好のチャンスです。
ところで、自分が受験生だったころは、英語の夏期講習は6日間(1日90分から120分ほど)とっただけでした。あとは自習室や図書館をうまく利用して「問題を解く」ことに専念しました。
講習中で大事なのは、自分自身が、板書を写すだけの作業をしているのか、問題を解いて本番でアウトプットできるような準備をしてるのか、常に意識しておくことです。
「問題を実際に解く」ことを通じて点数につながります。
英語が得意で、ある程度の知識がある場合は、ここを意識して予定を組んでみてください。何をすれば伸びるのか、常に意識するのが重要です。
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